三条市内すべての9中学校では5日、そろって卒業式を行い、9年間の義務教育課程を終えた合わせて1,036人がそれぞれの学びやを巣立った。
国定勇人市長が出席した大島中学校(森一夫校長・生徒119人)では、午前9時20分から同校体育館で第60回卒業証書授与式を行い、男子19、女子22の計41人の卒業生が巣立った。
卒業生は大きな拍手に迎えられ、在校生が育てたピンクの花をつけたサクラソウのプランターの間を抜けて入場。卒業証書授与では、1人ずつ担任に名前を呼ばれてステージに登壇し、森校長から「おめでとう」の言葉とともに卒業証書を受け取った。
森校長は式辞で、卒業生へのはなむけの言葉として「信」の文字を贈り、「信じるの信、信頼の信、まことという意味も持つ」、「これまでの努力と未来を信じ、社会に信頼される人になってほしい」と活躍を期待した。
国定市長は祝辞で、身の引き締まる寒さながら青空が広がったきょうの天気のように卒業生の未来はすがすがしく、前途は輝いており、「三条市に育ったことに誇りをもって」、「シンクグローバリー、アクトローカリーの精神を心に秘めて、明るく楽しく元気よく進んでいってほしい」と激励した。
この日は青空が広がったものの、午前10時の気温は2.8度(三条市消防本部調べ)と低く、体育館にジェットヒーターやストーブを設置。保護者は黒のスーツがほとんどで、和服の人もいた。
わが子の成長した姿をカメラで撮影しながらも、ハンカチで目頭を押さえていた。卒業式後半の全校合唱、卒業生から担任に贈った記念合唱では、涙をぬぐって歌う生徒もいた。
卒業生の大半は、7日の公立高校一般入試に挑み、11日の合格発表を待つ。また、全県一学区制となって初めての卒業生だが、同校の進路希望状況ではほとんど影響はなかったようだ。