毎年、節分に地域の家へ鬼の出前をしている三条市の三柳・牛ヶ島地区青年会(山川和文会長・38人)が2日、初めて地元の井栗小学校へ出撃。手づくりの衣装を着た鬼たちは節分より1日早く大暴れした。
同青年会は三柳・牛ヶ島地区の20歳代から50歳代の男性で組織。毎年、2月の第1土曜の夜に、プラスチックのバケツなどで手づくりした鬼の面をかぶり、赤や青や白のナイロンテープのかつらをつけた赤鬼と青鬼が、同地区の子どものいる家庭からの注文を受けて鬼を出前している。
ことしは、約25軒から出前の依頼があったが、それとは別にこの日の午前、地元のふじの木保育園と井栗小学校から注文を受けた。ふじの木保育園は昨年に続いて2回目、井栗小学校は今回が初めての訪問。
井栗小学校では、昨年10月から行われている三条市の放課後クラブ「井栗っ子クラブ」と同校PTAの主催で開かれた節分お楽しみ会に出前した。
児童81人と放課後クラブに参加する地域の人や新潟大学の学生7人、PTAなど百数十人が参加。子どもたちは紙で作った升に、から付のピーナツを入れて体育館で待った。
青年会の山川会長は、「皆さんの心のなかにいる、わがままやお父さんお母さんの言うことを聞かないなどの鬼を退治してもらおうと、鬼をたくさん連れてきました」のあいさつに続き、6匹の鬼が金棒やおのを手に登場だ。
鬼がステージから飛び降りると「きゃー!」と悲鳴を上げる子どももいたが、それも最初だけ。走って鬼を追いかけ回し、雨あられのようにピーナツをぶつけていた。
鬼が退散すると、今度は鈴の音とともに福の神が登場。子どもたちは笑顔の福の神の回りに集まり、福の神は手に持つ打ち出の小づちで無病息災を祈って子どもたちの頭をなでていた。
体育館中にちらばった豆を拾う3年生の男の子は「楽しい。うちでやるのよりおもしろい」と迫力の豆まきに大満足だった。